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FIPの話 その3「FIP治療」

226_03

もしもし、足、変ですよ。


・・・とまあ、寝相はおいといて。
最近、北斗はシンクに体の一部をつけて寝るのが好き。
シンクのひんやり加減が気持ちいいらしい。
それだけあっちーってことですな。
7月からこの暑さ・・・8月になったらどうなることやら。




******************







今回は、FIPの可能性が高い、という診断をされたら・・・の話ですが、
昨日より更に個人的意見満載です^^;
あくまでイチ意見としてみてくださいね。
くれぐれもよろしくお願いします。


 ■ FIPの治療を始めるにあたって ■ 

◆治療方針を決めよう
対FIPの治療は主に
インターフェロン
ステロイド
皮下輸液
の3つになります。

稲穂も同様の治療を行い、最初は調子が回復してきたことを考えると
多少の効果は望めるようです。(個別差はあると思います)

ただ、これはFIPに限らずステロイド治療を継続しているケースほとんどに
言えることだと思いますが、だんだん効果が弱まっていきます。
多くは2~3ヶ月程度で当初の効果が見込めなくなるようですが
稲穂は1週間足らずでステロイド等の投与効果はなくなりました。

そうなると俄然FIPウイルスは活動を活発化し、ネコの容態が急変します。
そこから他の治療方法を試そうと思っても
耐えるだけの体力がネコには残っていない、ということも
充分に考えられますので、なるべくネコの体力・食欲が残っているうちに
先を見据えた治療方針を定めることをお薦めします。

□ステロイド・インターフェロン以外の治療薬を試す
(下の方の参考URL内に、いくつか紹介事例があります)
□薬に頼らず、鍼治療、漢方などネコの負担が少ない方法にする
□皮下ではなく静脈点滴にする/自宅での点滴を検討する
□ネコの体力を信じて、過剰な治療は行わない
などなど・・・

もしネコさんが、病院に行ってもあまりストレスを感じない性格なら
昼間だけ入院して先生監視のもと、静脈点滴&栄養剤投与という手段もあります。
点滴は皮下でも効果ゼロではありませんが、やはり正しい使用方法は
「静脈に打つ」らしく、効果も静脈の方が期待できるようです。
ご家族の方協力のもと、24時間点滴をしたことでFIPが完治した事例もありますので
「ネコがかわいそう」と最初から否定するのではなく、前向きに検討してみても
いいかもしれません。(完治したネコはドライタイプでした)


◆「強制給餌」という選択肢
もし治療を開始したことで、少し体調が上向いてきたら
ぜひともその間に「ネコの体力強化」に注力してください。
間違っても、体調が上向いた=FIPが治ってきた、と早合点しないでください。

ネコ自身が自力でゴハンを食べてくれているようなら大丈夫ですが、
あまりゴハンを食べたがらないようでしたら
強制給餌という方法をなるべく早めに選択してみてください。

ウェットタイプのFIPになると、血管自体に炎症が起こり
胃腸の粘膜が炎症を起こしてゴハンの消化・吸収ができなくなります。
炎症が治療によって抑えられているうちにどれだけ栄養をとれるかが、
その後のネコの体調に大きく関わってくると思います。

強制給餌には、シリンジであげる方法と、
カテーテルを鼻から入れて直接胃にゴハンを入れる方法があります。
稲穂は最初シリンジであげて、最後の1日だけカテーテルになりましたが、
時すでに遅しで、カテーテルを入れた時にはもう、
稲穂には栄養を吸収するだけの力が残っていませんでした。

カテーテルは見た目にもかわいそうで、無理やりネコを生かしているようで
できればとりたくない選択肢のように思えてしまいますが、
ネコがあまりカテーテルを気にしないなら「あり」じゃないかと、今は思います。
そのままの姿で一生いるわけではなく、ネコが自力でゴハンを食べれるまで、と
期間限定で考えれば比較的効果の望める方法ではないでしょうか。

◆稲穂にあげていたゴハン
ペースト状のネコ缶を子猫ミルクでゆるくしたもの・・・0.5~1ml×1日に何度も
きのこドリンク(※)+各種サプリメント・・・5ml×1日3回程度
(※)アガリクス、やまぶし茸、はちみつ少量をスプーン1杯のお湯で溶いたもの

稲穂はシリンジによる強制給餌が大嫌いだったので
一口ずつを何回もあげるようにしました。
ピュッと一瞬で終わる量ならそこまで暴れなかった・・・・かな?



 ■ 飼い主さんを支えるもの ■ 

 ◆「あきらめてないお医者さん」を探す
FIPは未知な部分がとても多く、飼い主さんと同様にお医者さんも試行錯誤です。
「FIP治療の名医」に診てもらえれば一番理想的ですが、かなり難しいです。
(いないとは言いませんが、かなり少ないことは間違いないと思います)

飼い主さんが絶対にFIPを治す!と信じてることが前提ではありますが、
FIP治療に限っては「FIPを治せること」じゃなくて
「FIP治療をあきらめてないこと」を基準に探すことが重要ではないかと思います。

私自身が感じ、そして他のブログを見て同じように感じたのが、
最初から「FIPは治らないから」とあきらめているお医者さんは、案外多いこと。
治らないのに治療するだけ無駄、と後ろ向きに考えている場合もあれば、
治らないのに治療費がかさんでいくのは心苦しい、という善意の場合もあります。
だからあきらめているお医者さんが悪いというわけではなく、
事実として、そういうお医者さんもいる、ということです。

もしFIPを治すことをあきらめていないなら、
ぜひ一緒に闘ってくれるお医者さんを見つけてください。
稲穂は最後の最後でそういうお医者さんに出会えました。
そのお医者さんからの「まだできることはある」という言葉が
どれだけ私の救いになったか分かりません。

◆ネット検索の注意点
ネコがFIPかもしれない、となったら恐らくネットで調べまくると思いますが、
その際に、できれば「病気事典」の類はあまり見ない方がいいです。
こういうサイトは数多くありますが、ほとんど書いてあることが同じな上に
はっきり言って、デリカシーに欠けてるものがとても多いです。
「この病気になると数ヶ月程度で死に至る」とかあっさり書いてあります。
こんなもの見ても凹むだけで、何の参考にもなりません。

◆FIPについての参考サイト
私がFIPを調べていた時に一番参考になったのは、
やはり同じようにFIPと闘っているネコさんのブログです。
治療方法や体調の変化などがとても具体的に書かれており、
何よりもFIPと闘うネコさんの姿を見てとても勇気づけられました。

以下のサイトは、そんな中でも特に参考になったものです。
お時間のあるときにぜひ覗いてみてください。

「ネコのいる幸せ~スコとチンチラ~」
稲穂と同じFIPウェットタイプと闘ったモモさんの闘病記と、
貴重なFIP完治例が紹介されています。
また、様々な治療方法についても書かれています。
http://ameblo.jp/taremimimomo/entry-10052633019.html


「猫logy life~愛猫のためのお元気手帳~」
ここを見れば他のサイトは見なくて大丈夫じゃないか、というくらい
FIPについて詳しく説明されています。
コロナウイルスを減らす対策等、とっても参考になります。
http://nekology.somalism.net/health/fip.html



 ■ 稲穂の体調の変化 ■ 

5/21 体重3.00kg 体温39.4℃ (血液検査、エコー、尿検査)
5/22 体重3.14kg 体温39.4℃ (抗体価検査、エコー)
5/23 体重3.20kg 体温40.0℃ (輸液、非ステロイド/解熱)
5/24 体重3.25kg 体温37.3℃ (輸液)
5/25 体重3.25kg 体温36.2℃ (輸液、ステロイド、インターフェロン)
5/26 体重3.30kg 体温37.7℃ (輸液、ステロイド、インターフェロン)
5/27 体重3.30kg 体温38.3℃ (輸液、ステロイド、インターフェロン)
5/28 体重3.35kg→腹水抜去後2.95kg 体温38.3℃ (輸液、ステロイド、インターフェロン)
5/29 体重3.05kg 体温36.0℃(輸液、ステロイド、インターフェロン、エコー)

◆血液検査結果(5/21→5/29)
白血球 174(正常)→142
赤血球 7.47(正常)→3.40(↓貧血)
血小板   →12.9(↓貧血)
ヘモグロビン 8.2(↓貧血)→7.6(↓貧血・溶血)
血液濃度  →24(↓貧血)
ALB 2.4→1.7(↓慢性肝不全、吸収不良、腎不全)
ALP 5→64
ALT 19→151(↑肝疾患)
TBIL 1.2→2.8(↑肝疾患)
BUN 13→8.8(↓肝機能障害)
CRE 0.5→0.1(↓筋喪失)
GLU 129→23(↓飢餓)
NA+ 148→130(↓多尿・消化器病、副腎機能低下)
K+ 5.0→1.7(↓消化器病)
TP 7.8→5.0(↓出血、蛋白喪失性腸症)

(血液検査基準値:http://www.vets.ne.jp/~rinmama/kensa/data/kennsachi.html








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>harukiさん
動物病院は人間の病院と違って
内科・外科等に分かれていないだけに
お医者さんの得意分野というものも
病院選びの大きなポイントになりそうですね。
さらに、日常使いとして通える場所にあるのかも重要ですし、
考えれば考えるほど、いいお医者さんを見つけるのは難しいです・・・

>じぇりぃのままさん
少し悩みましたが、FIPの恐ろしさを伝えるのに
これ以上の材料はないだろうと思い、
稲穂の体調の変化を数字で出しました。
言葉で伝えるよりも明確に、FIPの「進行の速さ」を
感じていただけたのではないでしょうか。
・・・・・な~んて、冷静ぶって書いてますが、
「飢餓」の文字を書くのは辛かったです・・・^^;

ネコが健康なうちにいいお医者さんと出会っていたいのですが、
病院嫌いのネコをそうしょっちゅう病院に連れて行くことも憚られ・・・
大事だけど、本当に難しい問題ですよね~。

>squbitさん
貴重な情報ありがとうございました!
エイズのワクチンもできたことだし、
次はFIPの治療が前進する番ですね。

FIPの検査方法ですが、以下のブログに少しのっています。
赤坂病院というところで検査出来るそうです。

http://somali-life.jp/Entry/1249/

最後の数値を見るのはちょっと辛かった。
わずか10日足らずでこんなに激変してしまうなんて…
どうしよう、どうしよう。って焦って慌てて決められなくて、獣医師の言うがままにして、後から後悔する。
って感じになりそうです。私なら。



「いい病院」「いい先生」って、腕だけのことてはないんですよね。
飼い主さんと考え方が合う合わないで、「いい先生」かどうかのほとんどが決まると思います。

そうなると日頃のお付き合いも大切になるけど、日頃から頻繁にお付き合いする。っていうのもなかなか…

やっぱり病院探しは難しいですよね。


tanicoさん、貴重なお話、ありがとうございます。

FIPだけじゃなく、いろんな病気に通じるものもありますよね。

tanicoさんの感じた事…まったく同感です。

マンパワー充分の獣医師と、めぐり逢う事も重要ですね。
美容院などの人が集まる所で、
『良い動物病院ないかしら??』なんて話題をふると
情報豊かな方々が色々な情報を下さいます。
又、お住まいの近くに『獣医学部』がある大学がある様でしたら、
そこと縁のある動物病院も押さえておくと良いでしょう。
『動物病院』の場合、色々な動物が来院します。
人間と違い細分化されていないので、
この病院は、どの動物が得意なのか、
この病院は、内科が強いのか、外科が強いのか、
アレルギーが強いのか、蘇生が凄いのか…etc
普段から情報収集すると、いざって言う事態に
役に立つかも知れません。
ワンちゃんと違い、猫はインドア。
飼い主同士の情報交換が少ないので、
きっかけがあれば、
動物病院の話を振ってしまう私です。

>おでぶにゃんこさん
>FIPと闘う猫ちゃん、飼い主さんの心の支えになる事でしょう。
もしそうなってくれたら、本当にうれしいです。
こうやってネコの命の輪がつながっていったらいいな、と思います。

>尾黒さん
料金設定や医療の腕前、そしてお医者さんのポリシー・・・
「かかりつけのお医者さん」を探すのって本当に難しいです。
こんなえらそうな事書いてるけど、私もまだ見つけられてません。
(稲穂の最後を託した先生はちょっと遠すぎる・・・)
「どんな医者と出会うかも寿命のうち」と人間は言われていますが
人間よりもペットの方が当てはまるんじゃないか、とさえ思います。

>STPさん
お医者さん選びって、大体「料金設定」や「腕前」、
「医療に対する情熱」などが大きな要素になると思うんですが、
案外「動物を治療することへの考え」も大事なんだと知りました。

ずっと稲穂を診てくれた先生も、最後に稲穂を診てくれた先生も
病気の診断、治療方針ともに大きな差はなかったのですが、
前者は「ペットに苦痛を強いる治療はしたくない」、
後者は「ペットの命を救うため、最善を尽くしたい」という感じでした。
どちらも間違っていないと思うので、後は飼い主さんの考え方と合うかどうか。
もし合わないのにお医者さんのポリシーに引きづられてしまったら
いずれ後悔することになると思います。
なかなかお医者さんとそういう話をする機会はありませんが
お付き合いの中でしっかり見極めていきたいですね。

>squbitさん
>難しいなと思ったのは、治る可能性を信じて出来る限りの治療をしてあげようと思うことと同時に、なるべく猫が苦しまないようにしてあげたいと思う治療はイコールではないので

本当に難しいです・・・・・
飼い主さんがぶつかる一番大きな壁と言っても過言じゃないです。
どちらの判断も間違っていないだけに、選ぶのが難しい・・・
でもどちらにしても「自分で決める」「決めたら揺るがない」が大切なんだと
今になって分かりました。
苦渋の決断になるけど、それが飼い主の義務なんだと思います。
日々の生活面だけじゃなくて、いざという時どの道を選ぶのか、
そういうのもひっくるめて「ネコの命を預かる」ということなんだな~と思いました。

>ASAKOさん
一時期、稲穂の体温が平熱に戻っているのですが
それが稲穂が最後まで頑張った証拠です。
こうやって何かに残せてよかったな~と思います。

>5にゃんこママさん
わざわざ印刷してもらうのは・・・・大変恐縮です(^^;
でも文字数が多いから紙に落としたほうが読みやすいですね。
ブログにあるまじき読みにくさでゴメンナサイ。

3回に渡りFIP情報をありがとうございます。
早速印刷し資料として勉強させてもらいます。

最後の稲穂ちゃんの体調の変化を見て・・・
やっぱり涙が・・・

でも稲穂ちゃんはよく頑張ったんだね。
えらいね。

うちの猫もだいたい同じような治療をしました。モモちゃんなどやはりブログが参考になりますよね。
難しいなと思ったのは、治る可能性を信じて出来る限りの治療をしてあげようと思うことと同時に、なるべく猫が苦しまないようにしてあげたいと思う治療はイコールではないので、どちらを選択していくかの判断が難しいと思いました。
幸いひどく苦しそうだったのは1日だけだったので、結果的にそれはよかったなと思っています。
とにかく、早く治療法が見つかって欲しいです。

確かにFIPに関しては医者も「お手上げ」と考えている方が多くて
諦めない医者を探すのはすごく大切な事だと思う・・・
猫の病院ってどうしてもかかりつけの一箇所に固執しがちだけど
色々なところに通ってみたほうがいいんだよね。

3回に渡ってのとてもタメになる記事をありがとう!
あらためて『稲穂くん、頑張ったね!』

あきらめてない医者…。
今ですら医者ジプシーなので、その辺、大きな課題です。
日頃の付き合いってのも含めて。
非常に為になるお話でした。

tanicoさんと稲穂ちゃんのこの貴重な闘病記録が、FIPと闘う猫ちゃん、飼い主さんの心の支えになる事でしょう。
tanicoさん公開して下さって有難うございます。

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