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FIPの話 その1「FIPとは」

225_01


今日から3回(予定)に分けてFIPのお話をしようと思っているのですが、
当然のことながら文字文字文字文字・・・・・で目がチカチカしそうだったので。
読んでる途中で目が疲れたらネコメロンを見て癒してください。
一応2ひきからの暑中見舞いです。



それにしても、窓に、ものすごく不自然においてあったこの箱に
何のためらいもなく入ってくれるチビ達の、心の純粋さよ。
これが千代丸だったら人間の思惑を敏感に察知して、絶対に近寄りもしないだろう。

チビ達よ。いつまでもブログのよき協力者でいてくれたまえ。




******************





まずは、FIPという病気について。
とってもとっても簡潔にまとめていますので
詳しくお知りになりたい方は、↓こちらのサイトをご覧ください。
FIP発症のメカニズムなどが分かりやすく解説されています。
(参考サイト:http://www.geocities.jp/sunameria/fipinfomation.html


 ■ FIPとは ■ 

◆病名
以前は猫伝染性腹膜炎という名称が一般的でしたが、現在では、FIP、またはコロナウイルス感染症と呼ばれています。このブログでは「FIP」という名前で統一しています。

◆FIPという病気
ネコの体内にいる「コロナウイルス」が何らかの要因でFIPウイルスに突然変異して発症。
免疫系統の細胞を攻撃するため、ネコの体内では免疫の混乱が起こり、脳や目、血管、内臓など体のあらゆる箇所でアレルギー症状が出ます。コロナウイルス自体は何の悪さもしない弱いウイルスですので、健康なネコが感染したからといって特に体調が悪くなることはないようです。
※コロナウイルスはネコからネコへ、主に経口感染しますが、FIPウイルスは感染しません。
(もちろん人間にも感染しません)

◆FIPの主な症状
「これが出たらFIP」と断言できる症状がないことが、FIP発見を遅らせる一つの要因になっていますが、「食欲低下」「体力低下」に加え、以下の症状により2つのタイプに分けることができます。

<ウェットタイプ>
稲穂のように腹水や黄疸、発熱などの症状が出るタイプ。
比較的発見が早い症状ですが、病気の進行が早いのも特徴のひとつです。
<ドライタイプ>
腫瘍や神経症状などが出るタイプ。
外見に現われづらい症状のため発見が遅れがちですが、
腫瘍そのものを切除することにより病状が回復した例もあるようです。

※ドライ・ウェット、両方の症状が出ることもあります

◆FIPが発症しやすいのは・・・
FIPを発症するネコは圧倒的に「2歳未満の若いネコ」か「15歳以上の老猫」。
免疫力・抵抗力の弱いネコに発症しやすいことが分かります。

◆FIPの予防方法
コロナウイルス自体は大半のネコが持っており、また飼い主が外から運んでくることもあり、
完全にコロナウイルスを排除するというのは難しいようです。
もしネコを1ひきだけ飼っている場合は、他のネコと接触させない、
多頭飼いの場合は、トイレをこまめに掃除する、エタノールやアルコールスプレーで消毒する、
日光消毒する、食器を分けるといった方法でコロナウイルスを減らすことが可能なようです。

◆FIPの検査方法
コロナウイルスが突然変異してFIPウイルスになるので、コロナ=FIPではありません。
検査方法として、血液を採取して体内にどれだけウイルスの抗体ができているか
を調べる「コロナウイルス抗体価検査」がありますが、
コロナウイルスがいる=FIPである、とはならないのです。

ただ、コロナウイルスの抗体価が高ければそれだけウイルスの数が多く、
ネコの体内で活発に活動している可能性が高くなります。
同時にFIPと疑われる症状が出ていればFIPの可能性が極めて高い、という診断になります。
もし数値が高くても何も症状がなければ、FIPは発症しておらず、
コロナウイルスのキャリアである、というだけのことです。

※唯一、FIPの検査方法として確実なものが「生体検査」ですが、
これは開腹手術をしなければならないため、全てのネコに可能な検査方法ではありません。

◆FIPウイルスに突然変異する要因
コロナウイルスをFIPウイルスに変異させる要因として考えられるのが、まず「ストレス」。
特に多頭飼いで、ネコ自身がストレスを感じるような住環境だとFIP発症率が上がるようです。ネコの使う食器やトイレを清潔に保つ、ネコそれぞれがテリトリーを守れるような環境にする、などが
FIP発症の一番の予防策と言えるでしょう。

もうひとつ考えられる要因が「免疫力の低下」です。
風邪を引いて体力が落ちたり、免疫力を低下させるような病気をしている時に
FIPも同時に発症している場合があるので要注意です。

特に若いネコで気をつけなければならないのが、去勢・避妊です。
手術そのものによるストレスや体力低下はもちろん、発情によるストレスもFIP発症の引き金になるようです。事実、若いネコがFIPを発症する時期で一番多いのが発情前後と言われています。
(稲穂も去勢手術の2週間後にFIPが発覚しました)



 ■ まとめ ■ 

◆コロナウイルス自体を完全に予防、排除することは難しいが、ネコの暮らす環境を清潔に、快適にすることである程度減らすことは可能。またそれが、FIP発症を予防する最善の策。

◆若いネコの場合、去勢・避妊の前にぜひコロナウイルス抗体価検査を。
確定診断にはならないが、今現在、ネコの体内でウイルスが活発に活動しているのかの
目安になり、もし数値が高い場合はウイルスを減らす治療をしてから手術を行うなど、
FIP発症の危険性を回避することができる。







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自宅療法

コロナウィルスに感染した猫にナチュレ恵みヨーグルト(旧雪印ナチュレ)を口から溢れるほどスプーンでながしこみます。すると血便や下痢が治るのはもちろん、発作的なせきや熱までおさまります。「あと数日で腹水がたまり始める」と医者に指摘された子ネコちゃんも、いまではふつうにじゃれて遊ぶ、通常の子ネコにもどりました。
ピロリ菌を抑制する、と聞いて、ウイルスにも効くのでは?と思った予感は的中しました 。
病院での治療より効果はあるような気がします。
青い箱の他のブランドのはまったく効きません。

>STPさん
そう、うちも絶対に千代丸のストレスがあるはずなんです。
FIPだけじゃなくて他の病気にならないためにも
体調は気をつけて見ていきたいですね~。
できれば一度病院に連れて行って健康診断したいんだけど、
ヤツの性格を考えるとなかなか行動に移せず・・・

>puuchocoさん
FIPのことは稲穂がなるまで名前すら知らなかったし、
他の病気も、名前は知っていても具体的な症状や予防方法を知らない、
というものが案外多いことに気づかされました。

どんなきっかけでもいいから、FIPのことを知ってもらいたいな~と思って
今回の記事を書きましたので、興味を持っていただけて嬉しいです。

>じぇりぃのままさん
私もえらそうなこと言っといて、あまり観察力には自信ナシだったりします・・・
特に千代丸のように普段からあまり動かない子だと
体調が悪いのか寝てるだけなのか見極めづらい。
ネコ語がしゃべれたらなぁと何度思ったことか!

>makotoさん
FIPのことを紹介しているサイトは多々あるのですが
この情報はあっちのサイトに、この情報はそっちのサイトに、と
バラバラに載っていたので、えいやっとひとつにまとめました。
それでもまだ抜けてる情報があるだろうな~。

>きよきよさん
なるべく簡潔に書こうとして、この文字量・・・
それだけ分かりづらく、複雑な病気だということですね~。
こうやって記事に書いてても、分からない部分は色々あります。

>squbitさん
発情前後に・・・というのは、多々あるサイトの中でもあまり紹介されてなかったし
あまり表には出てない事実でしょうね・・・
でも、クーさんも稲穂も去勢後だったことを考えると
決して間違った情報ではないことが分かります。
お医者さんとかがもっとこのへんの危険性を話してくれればいいのにな・・・

>おでぶにゃんこさん
予防ワクチン、そして治療薬が開発されてほしいです。
この病気は分からないことが多すぎです・・・

>tarataraさん
>膨大な資料や参考文献から
いやいや、そこまで大げさなことではないですw
ただ、あちこちのサイトに情報が散りばめられてるような印象だったので
それをひとつにまとめたいな、と思っていました。
FIPについて調べようとして、あまりのサイトの多さに呆然としました・・・

とてもわかりやすいです。

やはりtanicoさんは、まとめるのがとてもお上手ですね。
膨大な資料や参考文献から(だと思います)簡潔にわかり易くまとめられています。
ほんとうにこういった才能があるのだな~と感心します。
稲穂ちゃんが亡くなったことは、とても残念なことでしたが、
そこからできることを考えられるtanicoさんはやっぱりすごいです。
とても参考になりました。次回分もよろしくお願いします。

とっても勉強になりました。ありがとうございました。
早く予防できるワクチンができたらいいのにね。

おいしいメロン、いただきま~す。

FIP、早く治療が見つかってほしいですね。
うちのクーさんも去勢手術後でした。
FIPについていろいろ調べましたが、抗体価を調べてから去勢手術をする、というのは見当たらなかったので、すごく参考になります。

いつも楽しく拝見させていただいています。
FIPのこと、とっても分かりやすくしっかり説明していただき、ありがとうございます。
勉強になりました。

ふ~ん、なるほどなるほど。。。
解かり易い解説ありがとうございますm(__)m
ここまでされるの大変だったでしょうに。。。
お疲れ様でした(^^)

これからの参考にさせて頂きます(^^)

ふんふんふん…
なるほどなるほど…

すごく分かりやすいです。tanicoさん、ありがとう。

ストレスかぁ…。
ズバリ何がストレスになっているか。分からない時はわからないんです。私。

思い込んでると全然そうじゃなかったりするし。

日頃の観察力がモノをいうのかなぁ。
(最近、ほったらかしだ(T▽T)ウウウ)


とても勉強になります。
ありがとうございます。

大好きな猫たちと健康に長く一緒に居る為にも、
猫の様々な病気について飼い主が知識をもっておくのは大事ですよね。
FIPについてtanicoさんのおかげで理解できそうな気がします。
本当にありがとうございます。
第二回、三回もよろしくおねがいします。

これは素晴らしい!
いつもながら見事にまとまっていますね~

FIP発症の要因にストレスや免疫力の低下が挙げられる事
一応知識としては知っていたつもりでも
具体的にそれがどういう事なのかを真剣に考えたことってありませんでした。
多頭飼いでのトイレの扱いや、不妊手術のこと、本当にためになります。
不妊手術がこれからのチビ2ひきはもちろん
頭数が増えて少なからずストレスを感じているはずの空ひめのために
しっかり勉強して、出来る限り気をつけていかなくちゃ!

ネコメロン、かわいい~~(≧∇≦)

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